(連続ブログ小説)友達の彼がゲコっとないた 1

「おまたせナメミ、これが、蛙化した彼氏です。」

そういった友達の隣には、同じぐらいの大きさの巨大なカエルが鎮座していた。

・・・自分でも何を言っているのかわからない。

私の友達、穴子は一つ上の男性雨澤さんに恋をした。

五日前、当たって砕ける覚悟で告白をした穴子は、OKをもらい、

晴れて自分の年齢=彼氏いない歴を卒業した。

そんな彼と同棲をはじめた穴子が今日の朝こんな事を連絡してきた。

「彼氏が蛙化した、すこしガツンといってほしい」

重たいまぶたをこすりながら、何に幻滅したんだと聞けば。

「夜にうるさい」との事。

いびきぐらいでそんなに幻滅するか、なんで私が言わなきゃならないんだと思いつつも、まぁ友達なので聞いてあげる事にした。

そして、近所のカフェでまちあわせることになり、数十分後に穴子がきた。

・・・デカいカエルを引き連れて。

「えっと・・・そのカエルは何?」

「え?だから、蛙化した彼・・・雨澤さんだって。」

「・・・なんでこんな姿になってんの?五日前までは人の姿だったよね?」

すると彼女は、意味ありげな顔をしながら、口をひらいた。

「・・・私が彼を好きになった理由って知っているよね。」

「うんざりするほど聞いたよ、素敵な笑顔、だれにでも丁寧とか。」

「うん、でも一番好きなところは覚えてる?」

「・・・『星のように透き通った目』だったっけ?」

雨澤さんを褒める二言目にはいつもそう言ってた。

「うん、雨澤さんの優しそうかつ、落ち着きがあって、未来を表しているような一等星のごとき瞳に私は心うばわれてしまったの。

彼が私と付き合えると知った時は、心が跳ね上がったよ、この瞳が自分にむいてくれるんだって。」

「うん、で?」

「・・・でも付き合い始めて、気のせいかその瞳の光が少し暗くなった気がしたの、一等星が二等星になっちゃったの。」

「そこまで変わってなくない?」

「あの一等星を取り戻したい!もう一度あの瞳で見てほしい!そう思った私は・・・

『瞳が一等星になるかわりに、ランダムな生物に変身する薬』を購入したの。」

「ちょっと待って!?雨澤さんのカエル化の原因アンタなの!?」

続く

作 コカプリ(H.M)

連載ブログ小説は初めての試みです。生ぬるい目で見守ってください。

投稿者プロフィール

ジョブリード大津 スタッフ
ジョブリード大津 スタッフ